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ダービー回顧(競馬には絶対がないとつくづく)

2歳時から完成度の高さが抜けていて、ぶっつけの皐月賞を好タイムで勝利。ルメールからレーンに乗り替わったとはいえ、皐月賞でのパフォーマンスや別路線組の内容を見た限り、サートゥルナーリアの無敗での2冠達成は濃厚と思っていたが、まさかの4着。競馬には絶対がないと言うけれど、ここでそれが当て嵌まるとはねぇ。

半兄エピファネイアやリオンディーズは気性に難しさを抱えていたが、この馬は今まで一族特有の弱点が表面に出て来なかった。それ故に操縦性に優れた位置取り不問の脚質を備えたわけだが、スタート直前でゲート内でモタれ、大きく立ち上がって出遅れるという最悪なタイミングで表面化。
すぐに内に入れてある程度挽回して道中の折り合いは付いたが、中団の後方と今の東京の馬場状態からすれば苦しい位置取りに。こうなると、レーンは仕掛けが早いと判っていても4コーナーで動かざるを得なかったが、ペースが緩まない状況で外から動いて行くのだから脚を余計に使って消耗。
直線半ばでは差し切ってしまいそうな勢いだったのに、坂上から替えた手前をすぐ戻して伸びあぐねたのはその影響だろう。アーモンドアイが余りにも別格すぎただけでロードカナロアでは消耗戦のスタミナ勝負となった2400mを乗り切れなかったという血統的距離の壁もあったかもだが。
この内容では凱旋門賞遠征は白紙になりそう。そうなると国内路線になるが、菊花賞に行かなければアーモンドアイやレイデオロとかち合う以上は鞍上はビュイック、マーフィー、シュミノー辺りか?神戸新聞杯から香港Cというルメール優先主義に拘った舐めくさったローテだけはやめてほしいが、想像して結構あり得そうなのが嫌すぎる。

単勝93倍の12番人気で大金星を挙げたロジャーバローズ。最内から好スタートを切ってそのまま前へ行き、ハナを主張したリオンリオンを先に行かせての番手。リオンリオンは流石にオーバーペースだったが、離れた番手にいたこの馬にとっては京都新聞杯より若干速い程度のペース。
4コーナーからジワッと仕掛け、残り2Fで先頭。そこからを11.9‐12.0で纏め、4番手からただ1頭詰め寄って来た2着馬の猛追もギリギリ一杯に凌ぎ切って波乱を演出。自分のリズムで運んで巻き返した京都新聞杯から更にパフォーマンスを挙げるとは驚き。
人気薄に加え、前後から離れた2番手でマークが緩かったのと人気のサートゥルナーリアの出遅れで2、3着馬の意識が後ろに行ったという幸運が重なったのも確かだが、この流れを番手から押し切ってしまうのだからフロックではない。確かにパドックでもかなり良く見えたのだが、輸送に失敗したスプリングSの敗戦が頭をよぎって結局は買わなかった。2度目の輸送で慣れたというところか。
育成はノーザンに頼らざるを得なかったとはいえ、生産牧場は日高。オーナーも馴染みの勝負服ではない個人馬主(バローズと言えば、キンカメ世代の未完の大器ブラッドバローズが印象深い)・・・サートゥルナーリアが負けても、勝ち馬はノーザン生産馬にならなくて何処かホッとしたw
ただ、死んだような顔した角居のあのインタビューはない。そりゃ、サートゥルナーリアも管理してたから判らんでもないが、終始心ここに在らずだった受け答えは不快。調教師のインタビューでここまで不愉快な気分になったのは堀以来だわ。

2着ダノンキングリーは出たなりのスタートからスタンド前で内に入っての好位追走。前に馬を置いて折り合いを付け、一貫して内ラチに張り付いた立ち回り。直線に向いたところで外へ持ち出し、一旦は勝ち馬を捕らえるかに見えたが、外から追い込んで来た当面のライバル2頭を意識して外へ寄せて行ったのが明暗を分けた。
最後は際どく詰め寄っただけに、あそこで外へ寄せなければと思ってしまうが、騎手の心理からすればロジャーバローズよりもサートゥルナーリアやヴェロックスを警戒してしまうのは仕方ない。戸崎は責められないし、距離不安があったこの馬で好位に付けるギャンブルに出たのは昨年の福永を思い出させる良い騎乗だったと思う。ただ、やっぱり【戸崎は何か持ってない】と思わずにいられない。

3着ヴェロックスは好スタートを切ったが、13番枠という外枠もあってスタンド前での隊列が出来る過程で勝ち馬よりも一つ後ろの中団の前目。前に馬を置けなかったが、ペースが流れた事で折り合いはスムーズ。後ろにいたサートゥルナーリアの仕掛けを待つ形となり、一旦は完全に抜かれたものの、坂上からしぶとく差し返して先着。
2着馬と同様にこの馬もサートゥルナーリアの出遅れで目算が狂った形。ましてや、皐月賞では先に動いてサートゥルナーリアに捻じ伏せられている。長距離実績がない中内田がダービーを意識した仕上げをして来たんだけどね・・・

ニシノデイジーはスタートから行く構えを見せず、後方に控えて折り合い重視の競馬。道中はサートゥルナーリアの内に入って経済コースを立ち回る作戦。直線も内を突いてしぶとく脚を伸ばし、最後はサートゥルナーリアを交わす寸前の5着。
皐月賞は途中で持って行かれて大敗しただけに、この中間はメンタル面を考慮した調整。内に控えて溜めるだけ溜めての直線に懸ける一か八かの作戦だったが、良く頑張ったと思う。時計面の裏付けはあったが、セイウンスカイの血を引く馬がダービーで掲示板とかグッと来るものがある。菊花賞でも面白いかも。

ランフォザローゼスは外枠もあって、出たなりのスタートから中団の一角。道中は前の3着馬を見る形でレースを進め、直線は馬群の間から脚を伸ばし、最後は内を突いたが、坂上から少し甘くなった。内枠ならもう少し前を取ったと思うが、後ろから運べばこんなものだろう。やはり、昨年のワグネリアンが特殊で良くも悪くも福永らしい騎乗だった。

レッドジェニアルはテンションは何とか抑えられていたが、スタートで出遅れて道中はサートゥルナーリアよりも更に後ろ。直線は次第に外へ出してサートゥルナーリアに次ぐ上がりをマークしたが、今の東京の馬場では8着が精一杯。ただ、これも菊花賞ではマークしておきたい。

リオンリオンは前述の通りに果敢にハナを切ったは良いが、流石に道中は飛ばしすぎ。まぁ、こうなる事は覚悟してたのでこれが良い経験になればと。シュヴァルツリーゼはやはりココナッツパンチの再来。これで踏ん切りが付いた。サトノルークスは今回は前に行けたが、まだまだ力不足。アドマイヤジャスタはマイナス16キロと完全に輸送で失敗。

馬券はノーザンのやり口に苦々しさを感じながらも、サートゥルナーリアで仕方ないという予想だったので完敗。しかし、馬券的には完全なノーマークとはいえ、ノーザンの生産馬以外のワンツーは妙に気分が良い(育成に関しては仕方ない)。
そして、弟子の浜中のダービー制覇に涙を堪え切れなくなった坂口先生のあの表情・・・ダブルスタンダードな外野の戯言ではあるが、書かせてもらおうか。

外国人騎手妄信主義、ルメール優先主義のマキャベリズムで凝り固まったノーザンにキャロットよ。俺たち外野はこういうのが見たいんだよ。マネーゲームで得た絆ではなく、人と人の間で培われた絆ってヤツを。

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