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BWN3強世代の快速馬ネーハイシーザー死す

ネーハイシーザーの名を最初に知ったのは1993年の菊花賞だった。3歳夏で1800mの日本レコードを塗り替え、神戸新聞杯でビワハヤヒデの2着に健闘したのはサラッと認識してたが、実際に走ってるのを見たのは向こう正面から心房細動を発症して目を回して後退して行く様だった。

マトモな状態ではなかったブービーのナリタタイシンから更に30秒程遅れ、走破タイム3:44.6、上がり61.9というお目に掛かる事は二度とないであろうタイムを出したネーハイシーザーは俺の中では菊花賞で外ラチまでぶっ飛んだサクラホクトオーや宝塚記念で内ラチに張り付いたオースミロッチと同じカテゴリーのネタ馬として記憶された。

だが、翌年のネーハイシーザーは自らの快速に磨きを掛けた中距離のスペシャリストして再び表舞台に登場する。ベガやマーベラスクラウンが伸び悩むのを尻目に3角先頭から一人旅だった大阪杯、自らの日本レコードを再び塗り替えた毎日王冠はその快速ぶりを如何なく発揮したレースだった。
タイプとしては10年くらい前ならダイワメジャー、今なら昨年引退したけどロゴタイプが近いか。持続力豊かなスピード能力でレースをコントロールして押し切ってしまうスタイルは今でも通用したかもしれない。

あと、塩村克己を語る上で欠かせない唯一の盟友と書いて良い存在だった。武豊と同期でルーキーイヤーに33勝しながらも、減量が取れると思うように騎乗馬が集まらなくなって燻ってた塩村を見るに見かねてネーハイシーザーの調教師が乗せるようになったという、ビジネスライクが横行する今の競馬界にない人と人の絆みたいなモノがそこにあった。

正直、1994年の天皇賞・秋はネーハイシーザーが勝ったレースとしてではなく、ビワハヤヒデが初めて連対を外し、故障引退に追い込まれたレースとして記憶されている。当時、ビワハヤヒデが大嫌いだったが、レース直後は「え?本当に負けたのか?」と半ば茫然としてたし、岡部が下馬したところで何とも言えない複雑な気分になった。
この頃の天皇賞・秋は【1番人気は勝てない】というジンクスがあったが、強力なライバル不在で前哨戦も楽勝だったビワハヤヒデにはそれは当てはまらないだろうと思われていた。【競馬は何が起こるか判らない】を身に沁みて感じたレースだった。

これ以降のネーハイシーザーは明らかに距離が長かった有馬記念は兎も角、得意の中距離でもまるで良いところなく惨敗し、故障休養。復帰するも、全盛期の能力を取り戻す事なく引退と尻すぼみに終わってしまった。
種牡馬入りすると、初年度は種付け料無料という驚きの設定で80頭以上の牝馬を集めたが、有料となった2年目は13頭に激減という世間の世知辛さを味わう羽目に。しかし、そんな中からヒマラヤンブルーという自身の特徴を受け継いだOP馬を出すのだから競馬というものは判らない。尤も、ヒマラヤンブルー以降は続かずに種牡馬引退となったわけだが。

ウイニングチケットとナリタタイシンはまだ健在だが、先日はノースフライトが逝ってしまい、ネーハイシーザーもこれに続いてしまい、この世代も段々と寂しくなって来たなぁ。合掌m(__)m

テーマ : 競馬【話題・ニュース・情報】
ジャンル : ギャンブル

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