阪神牝馬S・NZT回顧

阪神牝馬Sはミッキークイーンが一昨年の秋華賞以来、1年半ぶりの勝利。昨年は展開が向かなかったり順調さを欠いて勝ち切れなかったが、今年は幸先の良いスタートが切れた。

スタートから出して行き、序盤は好位集団の後ろ。他馬が位置取りを上げたのもあって3コーナーで少し位置取りを下げたが、馬群の中で脚を溜めて4コーナーからスパート。直線半ばでエンジンが掛かると2、3着馬の叩き合いをあっさり競り落としての完勝。
調教では動いてたとはいえ、叩き良化型に加えて馬場悪化がどうかと思ってやや評価を下げたが、終わってみれば力の違いを見せつける完勝。昨年みたいな特殊な流れにならなければヴィクトリアマイルを勝つチャンスは大いにあるだろう。

2着アドマイヤリードはいつも通り後方に下げて末脚温存。3コーナー手前で内ラチ沿いに付けて最短距離を通り、直線も内から強襲。勝ち馬には並ぶ間もなく交わされたが、外の3着馬との叩き合いには競り勝った。
勝ち馬には完敗だったが、ピッチ走法で道悪を苦にしない利点を活かしたイン強襲で久々に重賞でも好走。本番でも道悪になれば注意が必要だが、オークスは馬体減で見せ場なく大敗したように、輸送による馬体減りには注意したい。

3着ジュールポレールはスタートから出して行って好位から。3コーナーで7枠2頭に外から被せられたが、動じる事なく自分のリズムを守って4コーナーからジワッと進出。直線半ばで一旦先頭に立ったが、最後は内外から差し込まれた。
実力上位の勝ち馬、道悪巧者の2着馬には敗れたが、正攻法の立ち回りで重賞初挑戦としては合格点の内容。サダムパテックの半妹という血統馬が本格化して来たと言えよう。

クロコスミアは内枠から注文通りハナを切ったところでクイーンズリングに交わされるまさかの展開だったが、3コーナーでハナを奪い返した後は単騎先頭。直線入り口で一気に引き離して逃げ込みを図ったが、残り1Fで甘くなった。実力の差は如何ともし難かったが、得意の道悪での積極策で見せ場十分。今後も道悪では要注意。

トーセンビクトリーとデンコウアンジュは道中は勝ち馬をマークする形で中団から。直線は2頭併せる様にして大外から脚を伸ばそうとしたが、前者は馬場に脚を取られ、後者は休み明けの馬体増で共に伸びあぐねた。

デニムアンドルビーとタッチングスピーチは共に距離不足の差し追い込み馬。マイルでは追走に手一杯で脚を溜められずに後方から流れ込むだけ。クイーンズリングは序盤に少し掛かってクロコスミアのハナを叩く場面もあったが、3コーナーで控えてからは直線でも敢え無く失速して見せ場なし。途中で落鉄したらしく、今回の大敗は参考外か。


NZTは何が勝ってもおかしくないメンバーではあったが、シュタルケが2週連続で重賞で馬券に絡む珍事は流石に予想出来ず。ましてや、1400mまでしか実績のない短距離血統のジョーストリクトリでは尚更だ。

スタートから気合いを付けて前を取りに行って好位のイン。ペースも上がらなかった事でポケットで脚を溜める形となり、直線も他の上位馬に比べて距離損のないコース取りがモノを言って坂上でケリを付けて抜け出した。
内枠を活かしたロスのない立ち回りで渋った馬場もこなしたし、正味上がり2Fのヨーイドンという前有利の流れも味方。ただ、展開に恵まれた部分が大きく、この勝利をそのまま鵜呑みには出来ない。

2着メイソンジュニアは好スタートを切ったのもあって内枠からハナを取り切り、中盤にペースを落として息を入れさせるマイペースの逃げ。直線は荒れた内を開けて逃げ込みを図り、勝ち馬には内から掬われたが、3着馬の追撃は凌ぎ切った。
正直、マイルは長いのではないかと思ったが、内枠からハナを取り切って上手くペースを落として逃げられたのが功を奏した。まぁ、この馬も展開の恩恵に恵まれたクチで本番はこうは上手く行かないだろう。

3着ボンセルヴィーソは大外枠だったし、スタートダッシュもそれ程速くなかったのもあって番手に上がるのに少し脚を使う形。番手で折り合いは付いたが、直線は2着馬を交わせそうで交わせずじまい。2着馬を交わせなかったのは不満だが、中山マイルで不利な大外枠から良く粘ったと思う。人気が落ちるであろう本番は内枠を引けば穴で狙えるかも。

タイムトリップはスタートダッシュが付かずに後方からの競馬。3~4コーナーでイノバティブが被せに掛かったところで捲り気味に仕掛けて行ったが、坂上で脚が上がって前を捕らえられず。田辺は色気を持つと勝ちに行く積極的な騎乗を好むし、そうしたスタイルは好感が持てるが、今回みたいに不発に終わる事もしばしばある。

今回のような渋った馬場でのヨーイドンな競馬では後方組はかなりキツい展開。ただ、その中で良い脚を見せたのがスズカメジャー。後方からの競馬となり、4コーナーでタイムトリップに先を越されて動くに動けず最後方まで下がったが、直線は大外から一気に伸びた。抽選で出られるなら、展開次第で大穴候補になれるかも。

押し出される形で1番人気に支持されたクライムメジャーだが、道中はペースの遅さに力んでしまい、勝負所でも他馬に先を越されて動けず。直線もジリジリとした伸びにとどまってこれといった見せ場なし。2戦2勝のランガディアは休み明けで走った反動からか、大幅な馬体減に加えてスタートで挟まれて後手を踏んでしまってそれっきり。

テーマ : レース回顧
ジャンル : ギャンブル

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