天皇賞・秋回顧

90年代後半~00年代前半までの日本競馬界をけん引した藤沢和雄とその所属騎手だった北村宏司にとって2006年ヴィクトリアマイル(ダンスインザムード)以来8年ぶりのGⅠ制覇。GⅠ勝ちがその8年前以来の北村宏は兎も角、GⅠ馬をバンバン送り込んでた藤沢の実績をリアルタイムで知ってる者からすれば「そうか、もう8年もGⅠ勝ってなかったんだな」と何となく感慨に耽ってみたり。

初重賞がGⅠとなったスピルバーグ。スタートは相変わらず甘くて後方から。2コーナーではやや窮屈なポジションだったが、向こう正面からはスムーズに追走。3コーナーから外に持ち出し、4コーナーから差を詰めに掛かって直線は馬群の一番外。直線坂上から一気に伸びて激しく競り合ってた2、3着馬を並び間もなく差し切った。
馬群の中でスムーズさを欠いて脚を余した前走の反省を踏まえてか(内も固まっていたし)、早めに外に持ち出してこの馬の持ち味である持続性の高い決め手を発揮させた北村宏もソツのない騎乗だった。青葉賞とNHKマイルCでの糞騎乗からシーマンと呼んでいたが、元に戻す事にするw
スピルバーグに対する個人的な見解としては、緩い流れからの持続力勝負に強い中距離馬。それ故に、ペースが遅い割に上がりが掛かった今回は格好の条件だったと言える。尤も、距離が延びて良いタイプには思えないのでジャパンCに出走してもせいぜい連下級の評価。

2着ジェンティルドンナは今年も好スタートを決めると最内から3番手。ペースは遅かったが、逃げたカレンブラックヒルを前に置いてこの馬なりに折り合いは付いた。直線はマイネルラクリマが外への進路を塞ぐ形だったのでやむなく最内へ。狭いスペースを何とかこじ開けて抜け出し、先に抜け出したイスラボニータを捕らえたところで勝ち馬に一気に交わされた。
負けはしたが、やはり東京コースでは崩れない。同じく休み明けだった京都記念や宝塚記念の惨敗を例に出して能力の衰えを指摘する声もあったが、全くの杞憂だった。メイチで仕上げて来るであろうジャパンC3連覇に向けて合格点の付く内容。何事もなければ、この馬から心中する。

3着イスラボニータは出たなりのスタートから中団に付けたが、外を回らされる事を嫌って2コーナーの入りから少し出して好位4番手に進出。その後は折り合いも付いて流れに乗り、直線での追い出しも坂下まで待ったが・・・予想よりも早く先頭に立ったところでソラを使い最後に甘くなった。
結果論になるが、外枠が微妙に堪えたと言える。前半で少し脚を使って好位を取りに行く羽目になり、結果として先頭に立つのがワンテンポ早くなった。もう少し内枠を引いていれば直線での仕掛けも溜めを利かせる事が出来たであろう。しかし、古馬の一線級相手でも全く見劣りしない能力は証明した。2400mまでなら今後も主役の一角を張れるだろう。

ラブイズブーシェはスタートが決まり、2コーナーの入りも上手く行って好位集団の一角。向こう正面で少し揉まれたが、概ね流れに乗ってスムーズな追走。直線では3着馬の後ろからスムーズに脚を伸ばしたが、持続力勝負になって最後は少し伸び負け。とはいえ、格上相手では内に拘ったり死んだふりからの着狙いだった馬が正攻法の競馬で健闘。全くの人気薄だったが、意外に地力を付けている。

ヒットザターゲットはスタートが鈍くて後方から。道中は内ラチ沿いに張り付いて脚を溜める定石通りの競馬だったが、勝負所でも前がバラけない事を察知して4コーナーから外へ進路を切り替えた。ただ、直線は外へ出すのにスムーズさを欠き、勢いが付いた時には既に大勢が決した後。GⅠでも確実に追い込んで来れるようになったが、今回も追い込み馬の弱点が出てしまった。

エピファネイアは仕上がってはいたが、パドックから発汗が目立ってイレ込み気味。これが災いしてか、スタートは伸び上がるように出てしまって後手に回って中団から。道中は行きたがるのを何とか宥めて追走し、直線はスムーズに前が空いて脚を伸ばせたが、決め手勝負ではジリジリとしか脚を伸ばせず。これで良いガス抜きになれば次は変わって来そうだが・・・

デニムアンドルビーはスタートを五分に出ると、中団のインで折り合いを付けてスムーズな追走。しかし、直線ではマーティンボロとエピファネイアに蓋をされる形となって外へ出すの手間取り、やっと外に出せた時点で時既に遅しの状態。ペースが思ったより遅かった事もあってこの馬向きの流れだっただけに勿体ない競馬だった。

カレンブラックヒルは外枠から注文通りハナを切ってスローに落としてのマイペース。楽に行けた恩恵もあって直線も余力は残っていたが、流石にこのメンバー相手の2000mでは最後まで踏ん張り切れず。

ディサイファは2コーナーで頭を上げたものの、その後は折り合いを付けて中団からの競馬。しかし、直線は前が詰まったデニムアンドルビーとトーセンジョーダンに蓋をされる形となって最後にチョロっと流れ込んだ程度。

マーティンボロは向こう正面で持って行かれて好位から。前に壁を作れず脚を溜められない状態となったのも堪えて直線はサッパリ。この相手に自分の競馬が出来なければ通用する筈もない。

フェノーメノはスタートは五分だったが、思ったほど二の脚が付かず。行き脚が付きかけた2コーナーの入りでスペースを潰され、後ろに下げて中団後方から。向こう正面でも気負った感じでリズムを崩し、直線も追い出されてからサッパリ。春よりも仕上がりは良かったように見えたが、テンションが上がり過ぎてしまったか。


馬券の方はイスラボニータ2着だったら良かったが、3連複のみ的中で辛うじてプラスに止まった。とはいえ、スピルバーグとデニムアンドルビーのどっちを買うか迷って勝ち馬を選べたのは良かったw菊花賞から少し流れが変わってきたかな?

テーマ : レース回顧
ジャンル : ギャンブル

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