有馬記念回顧(有馬自体は順当にプラスだったが・・・)

位置取りは逆になったが、直線での武豊とルメールの攻防はハーツクライがディープインパクトの無敗記録に終止符を打った11年前の有馬記念を思い起こさせるモノがあった。そして、勝ったのはまたしてもルメールだった。

操縦性に優れ、ディープ産駒でも内回りの中山は合うタイプと思ってたサトノダイヤモンドだが、恐らくは好位差しのスタイルで乗って来ると思ってた。蓋を開けると、相手をキタサンブラック1頭のみに定めた本来なら吉田隼人がやらなくてはならない騎乗だった。
出たなりのスタートから最初のスタンド前は中団の外目。しかし、1コーナーで意を決したようにスッと位置取りを上げて2コーナーではキタサンの背後に付ける3番手。この時点で「嫌な形でプレッシャーを掛けに来たなぁ」と何となく嫌な予感はした。
向こう正面からはキタサンのプレッシャーは同厩同馬主ののサトノブレスに任せて好位で脚を溜め、4コーナーでゴールドアクターと共にキタサンに接近。直線で二枚腰に振り切られかけたが、坂上から一気に勢いが付いてゴール寸前で差し切った。
サトノノブレスのアシスト(向こう正面でシュミノーが何度も右後方を確認してからプレッシャーを掛けてるし、九分九厘連係プレーだろう)があったのは確かだが、淡々と進む場面で自ら仕掛けてキタサンにジャブを入れていつもよりも早めに仕掛けたルメールは流石。尤も、イメージ以上に機動力があって末脚の持続力に優れたサトノダイヤモンドの能力があってこそのモノだが。いずれにしろ、来年の活躍は約束されたと言える。

2着キタサンブラックは大方の予想通り、マルターズアポジーを先に行かせての番手。マルターズアポジーが引き離しての逃げを打った事でこれを無視して自分のペースでレースをコントロール出来ると思ったところでルメールのジャブ。
この時点ではまだペースは緩かったが、ペースが上がり出したところでサトノノブレスのプレッシャーをモロに受けた事で残り3F目でラップを上げるこの馬の必勝パターンを使えず。
直線入り口でサトノダイヤモンドとゴールドアクターに並ばれたところで万事休すかに見えたが、そこからしぶとい二枚腰で一旦は2頭を振り切って先頭。そのまま押し切れると思ったが、ゴール寸前で勝ち馬に差し切られた。
サトノ馬の連係プレーで後半5Fの勝負に持ち込まれ、自分の必勝パターンを封じられはしたが、それでもあわやの所まで持ち込んだこの馬の底力は本物。飛ぶまではこの馬と心中計画は来年も継続w

3着ゴールドアクターはパドックでのテンションは高かったが、ある意味でいつも通りの範疇。馬体も6キロ減と絞れて枠も2番枠とキタサンの隣。太目残りのJCと違い、今回はキタサンに勝つべく何かしらのアクションがあるかと期待したが・・・
まず、スタートの二の脚の差でキタサンに先んじられてしまって予想された通りの3番手。向こう正面でサトノダイヤモンドがノブレスとの連係プレーでプレッシャーを掛けても動かずにキタサンの後ろで待ちの構え。4コーナーでキタサンとサトノの間を割って先頭に並び掛けたところは良かったが、直線の叩き合いでキタサンの二枚腰に競り落とされて脱落。
傍から見れば好位のインでキタサンを見ながら脚を溜め、4角から動いて抜け出しを図る自分の競馬で力を出し切ったと言えるのだろう。ただ、これは俺が吉田隼人に対して【何をやって来るか分からない】という怖さを感じないという主観があるからだが、今日の騎乗でキタサンに勝ちたいという気概は感じられなかった。
キタサンを潰してサトノに差されての2着、若しくは3着でも何処かで何か仕掛けでもあればまだ評価出来たが、逆転のお膳立てが揃い、更にサトノが攻めに徹した状況で1、2着馬に比べて余力はあった筈であの内容では・・・
単にゴールドアクター自体の能力が昨年よりも幾分落ちたという可能性もあるし、動かずに待ちの姿勢というのも悪いわけではない。しかし、吉田隼人の騎乗に対して肯定的な評価は出来ない。

ヤマカツエースはスタートからすぐに下げて内ラチに入れての中団から。前に壁を作って折り合いを付けて脚を溜めて3コーナーまで動かず、4コーナーで馬群を縫うようにして外へ。直線でサウンズオブアースとシュヴァルグランの間のスペースが潰れると見るや、瞬時に内へ切れ込んで馬群を割ってしぶとく脚を伸ばした。
距離を考慮して中盤まで動かずに経済コースを立ち回ったのも流石だが、直線でのコース取りは良い意味で池添のえげつなさが全開。上位3頭とは明確な力量差はあったので4着が精一杯だったが、決め打ちに出ると怖い池添の持ち味は出てた。

ミッキークイーンは好スタートを切って労せずして好位から。ペースが落ち着いたところでやや力みかけたが、馬群の中で折り合いを付けて我慢出来た。勝負所でも楽な手応えだったが、直線で勝ち馬の外へ出すのに蓋をしてたシュヴァルグランを押しのけるのに手間取ったし、坂上で脚色が甘くなった。
休み明けを叩かれての変わり身は十分に見せたが、8キロ減と関東圏への輸送が絡むと馬体減りしやすい弱点が出た分、坂上からの踏ん張りに欠けた印象。まぁ牡馬相手にこれだけ走れたので健闘したと言える。

シュヴァルグランはスタート五分から序盤は勝ち馬を見ながらという形で中団後方の外目。ただ、誤算だったのが中盤までのペースが上がらなくて後半5Fの勝負になった事。
3コーナーから早めに動いて追い上げを図って勝ち馬の後ろにまで取り付いたが、コーナリングでモタついてスムーズに加速出来なかった分、直線で食らい付く余力は残ってなかった。やはりというか、コーナー6回のコース形態はこの馬に合ってない。

サウンズオブアースはこれもスタート五分から控えて中団馬群の中から。馬込みの中で折り合いを付けて脚を溜めてるかに見えたが、勝負所からの反応がコーナリングでモタついたシュヴァルグランよりも鈍く、直線で手前を替えて伸びるかというところからパタッと勢いがなくなった。出来は良かったように見えたが、そうではなかったというところか。

マリアライトは大外から好位に付けたまでは良かったが、その後は内へモタれ通しでジリ下がりとなって見せ場なし。やはり、激戦となった宝塚記念がピークで良い頃の出来になかった。アドマイヤデウスはもうちょっと見せ場があるかと思ったが、これもGⅠクラスでは明確な壁があった。

馬券はド本線のガチガチで妙味はないが、それにしっかりぶち込んでたので単体としては結構プラスになったのだが・・・他のレースがあまりも酷すぎた。1着3着、2着3着、タテ目に1番人気の戸崎とボロボロ。何となく買ってたステイブラヴィシモとマキシマムドパリの複勝も焼け石に水状態で一日のトータルは大幅なマイナス。
気が付けば、購入金額の上限取っ払っていたけど、来年はまた暫く上限を設けて春まで慎ましくするとしよう。

テーマ : レース回顧
ジャンル : ギャンブル

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