凱旋門賞回顧

調教代わりみたいなレース内容で判断を付けづらかったとはいえ、ニエル賞のマカヒキのパフォーマンスにピンと来るものがなくて応援馬券的な意味の印も打たなかったが・・・蓋を開けてみればオブライエンの連係プレーと予想外なタフなペースにスタミナを消耗しての14着という、これもまた予想外の惨敗。負けるにしても、最悪ヴィクトワールピサ位は走れるんじゃないかと思ってたんだが・・・

敗因を挙げるなら、まずは外枠だろう。スタートは良かったのだが、それ以上にスタートが良かった内のハイランドリールがマカヒキを内に入れないようなコース取りで内に入る事が出来ず。好位~中団には取り付けたが、前に馬を置いて壁を作る事が出来ず、序盤にプレッシャーを掛けられた事で力みながらの追走。
二つ目はハーザンドのペースメーカーヴェデヴァニが作ったペースが予想よりもタイトに流れ、スタミナ勝負の消耗戦になった事だろう。マカヒキの武器は非凡な瞬発力と切れ。ニエル賞みたいなドスローの上がり勝負なら対応出来るが、今回はそれとは真逆のペース。流れに乗ったようでリズムを欠いてたマカヒキのスタミナはかなり消耗させられたと言える。
直線に向く前には手応えがなくなってしまい、早々に失速。厳しい流れを作ったヴェデヴァニ(10着)にすら先着出来ずの14着。グリチャの豊の解説で合点が付いたが、ハイランドリールとファウンドのスタートからのコース取りは確かに連係プレーと受け取れる。いずれにせよ、自分の競馬をさせてもらえなかったとはいえ、マカヒキは2400mの消耗戦を乗り切るだけのスタミナが足りなかった。

過去のデータから、ポストポンド以外では斤量面で優位な3歳勢有利との下馬評でマカヒキやレフトハンドが有力視されていたが、勝ったのは4歳牝馬のファウンド。直線で前が詰まって9着に崩れた昨年の雪辱を果たした勝利だった。
スタートからスッと後方に下げて迷わずにインへ潜り込み、内目から中団の一角をキープ。ポケットで脚をじっくりと溜め、勝負所でバテたザグレーギャッツビーを上手く交わし、直線はポストポンドとオーダーオブセントジョージの間をこじ開けて先頭。ハイランドリールの追撃も危なげなく凌いでシルバーコレクター久々のGⅠ勝利達成。
序盤のコース取りや直線であの狭いスペースを割って来られるムーアは流石の好騎乗。凱旋門賞はワークフォースで勝っているが、今回の方が会心の騎乗ではなかっただろうか。勿論、様々な競馬場で安定して実力を発揮出来るファウンドのタフさがあってこそだろうが。

2着ハイランドリールはスタートからマカヒキの動きを封じるように外へ進路を取り、自身はそこから内へ入り込み、いつしか3番手集団の中。3コーナーでは馬群の中で控えて一息入れ、4コーナーで馬群の外へ。直線は外目から脚を伸ばしたが、馬群を割って先に抜け出した勝ち馬には追い付けず。
インターナショナルSではポストポンドに一蹴され、愛チャンピオンSでは直線で捕まって7着に敗れて人気を落としていたが、香港ヴァーズやキングジョージを勝ってるように2400m真価を発揮するタイプ。香港ヴァーズでフリントシャーを破った実力を過小評価しすぎてた。

3着オーダーオブセントジョージは大外からジワッと外ラチ沿いへ持って行き、馬を落ち着かせてから内へと切れ込んでの2番手。直線に向いた時は内ラチ沿いに張り付いてたが、勝ち馬に間を割られて抜け出された事でヴェデヴァニをやり過ごすロスが生じた分、追い出しが遅れての3着。
直線が誤算だったとはいえ、序盤の昨年のゴールデンホーンを思い出させるデットーリの立ち回りは流石。リアルタイムではファウンドとマカヒキしか見てなかったから「一体、序盤の外ラチポツンからどうやって内に張り付いたんだ?」と唖然としたわ。典型的なステイヤーで消耗戦となったのも幸いしたと言える。

ブックメーカーでは1番人気に支持されたポストポンドはスタートからスンナリ好位に付けて流れに乗り、勝ちパターンに持ち込んでたかに見えたが、直線でいざ追い出されるとそれ程伸びず。勝ち馬に間を割られ、インターナショナルSで一蹴した2着馬にも交わされると後は流れ込むだけの5着。
ローテは気になったが、それでもまともなら勝ち負けに絡むだろうと期待したが、左回りに比べて右回りではパフォーマンスが落ちるのを完全に失念してた。それに、シーマクラシックはレコード勝ちしたとはいえ、2分23秒台の決着になるとキツかったか。

ニューベイはもう少し前で競馬をすると思ってたが、ポストポンドに斜め前を取られて位置を取れない内に後手に回って後方3、4番手。直線はそれなりに脚を伸ばして来たが、いくら消耗戦になったとはいえ、後方から追い込みが届く展開でもなかった。

レフトハンドとハーザンドは馬群の中でお互いに削り合うに揉まれ込んでマカヒキと同様にスタミナを消耗しただけで完全に空気だった。有利と目された3歳勢だが、最先着だったのが3歳勢で一番の人気薄だったサヴォワヴィーヴル(8着)と完全なる大惨敗。レース前に早々と回避した組は正解だったようだ。

ファウンド軸までは正解だったが、ヒモ選びで失敗しての完敗。凱旋門賞は人気薄が結構絡んで来る傾向なのは知っていたが、人気の盲点となってた馬を見落としてしまってた。やっぱり、そうそう簡単に当たらないね。

テーマ : レース回顧
ジャンル : ギャンブル

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