プリンスオブウェールズS、エイシンヒカリはロイヤルアスコットの牙城に沈む

欧州競馬に激震が走ったと言えるイスパーン賞での圧勝劇、その圧勝を受けてレーティング129と世界1位の評価を受け、プリンスオブウェールズSに断然の1番人気で出走したエイシンヒカリだが、前走で見せた軽快な走りは影を潜めて6頭立ての最下位に沈んだ。

スウィンリーボトムと呼ばれる特殊かつタフなアスコット競馬場のコース形態と日本で重馬場に相当するSoftにまで悪化した馬場がエイシンヒカリのスタミナと精神力を削り取った。ハナを切って自分の型を作ったかに見えたが、序盤の下りを意識して後続を引き離せず。馬群が一固まりとなって淡々と進む向こうの競馬に合わせてしまった。
更に不運だったのが、番手に付けたウエスタンヒムが外側からプレッシャーを掛け続けた事だろう。楽な競馬をさせればどうなるかはイスパーン賞で証明されている。デットーリでなくとも、徹底的にプレッシャーを掛けるのは必然。スウィンリーボトムでのエイシンヒカリは折り合いを欠いているというか、実に窮屈そうな走りだった。そんな状態で重馬場の延々と続く坂を上り続けてどうなるか推して知るべしだろう。
果たせるかな、直線で襲い掛かるファウンドにエイシンヒカリは全く抵抗出来ずに脱落。何とか踏ん張ろうとしたが、ジリジリと抜かれて行き、最後は最低人気のトリスター(今年のドバイターフでリアルスティールの3着だが)にも抜かれて最下位に沈んだ。

レースは先に抜け出した昨年のBCターフの勝ち馬で前走のコロネーションCはポストポンドの2着だったファウンドが押し切るかに見えたが、大外から脚を伸ばした伏兵マイドリームボートがゴール寸前で交わして大金星。重賞はGⅢ1勝のみでイスパーン賞ではエイシンヒカリから大きく離された5着だったが、どうやらこの馬はかなりの道悪巧者。馬場適性にモノを言わせての激走と言える。
3着は本格化前のポストポンドを破った事があるウエスタンヒム、昨年のこのレースの2着馬で仏ダービー馬ザグレイギャッツビーは4着。

イスパーン賞の圧勝劇ですっかり忘れ去られた感じだったが、天皇賞で崩れたようにエイシンヒカリは自分のリズムを崩されると存外脆いタイプ。良馬場で後続ある程度引き離す日本でのスタイルであれば結果は違ったかもだが、今回は自分のリズムで走れなかった。
とはいえ、イスパーン賞で見せた「一体何の冗談ですかwww」と笑いしか出なかったパフォーマンスが衝撃的だった事に変わりはない。今回の敗戦は良くも悪くもハマった時の強さと脆さが同居するエイシンヒカリらしいと解釈したい。年内引退が既定路線っぽいが、秋には国内外に係わらずエイシンヒカリらしいパフォーマンスを見せてほしいと思う。

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