NHKマイルC回顧

桜花賞での失態から捲土重来。メジャーエンブレムが小細工なしのスピードの持続力と持久力が要る競馬に持ち込んでロードクエストの追い込みを完封。詮無い話だが、何故にこの積極策を桜花賞で出来なかったのか・・・

序盤の主導権争いで勝負を決めた。桜花賞ではやや遅れたスタートを決めると迷う事なくハナへ。内のシュウジが控え、外のシゲルノコギリザメが突っ掛けようとした2F目を10.7とペースを上げて主導権を渡さず。その後は一貫して11秒台を刻み続けて後続に脚を溜めさせない持久戦に持ち込みながらも、鞭は坂まで入れず。
鞭が入った坂で2番手集団を粉砕し、外の差し馬勢、更に大外から追い込んで来た2着馬の追撃を凌ぎ切った。最後の1Fも12.3で纏められては後ろの馬は33秒の脚を使わないと詰め寄る事が出来ない。
桜花賞ではその消極策をクソミソにこき下ろしたが、今日のルメールは最初から最後まで完璧だった。自分で主導権を握り、中盤に息を入れつつも極端にペースを落とさずスピードの持続力と持久力を存分に活かし切った。このスタイルを貫ければモーリスは兎も角として古馬相手でも引けは取らないだろう。

2着ロードクエストはいつも通りというか、スタートで出遅れて後方から。ガッチリと手綱を抑えながら3コーナーで馬群の外に持ち出す際に手前を替えるタイミングが重なって前の馬に乗っかりそうになったが、その後のコーナリングでは加速を付けて大外へ。坂上でエンジンが掛かって一気に前に詰め寄ったが、自分の型に持ち込んだ勝ち馬に迫ったところがゴール。
前有利の馬場でどれだけ追い込み切れるかがキモだったが、勝ち馬が自分の型に持ち込んで2番手集団を残らず潰した事で間に合う流れになった。やはり、末脚を活かせるコーナー2つのコース形態は合ってる。しかし、池添は今年のGⅠ2着3回目。良い競馬はしてるのだが、運に見放され過ぎている感が半端ない。

3着レインボーラインは出たなりの競馬で道中は中団の外目。前のダンツプリウスを見ながら折り合いを付け、4コーナーから進出を開始。直線半ばで三浦に外へ振られる不利を受けたが、最後まで脚色は衰えないままゴール寸前まであわやのシーンを演出。
大外枠で手が回らなかったが、前走はゴール前で不利を受けたとはいえ着差は僅か。実績と人気のバランスが取れてなくて盲点と呼べる存在だった。しかし、池添の2ゲットぶりもそうだが、福永の3ゲットぶりも異常w平均点80点騎乗が予想外に良い方に出てるなぁ。

ダンツプリウスはスタートからスッと出て好位集団の外目。4コーナーまでは実にスムーズに流れに乗れていたが、直線に入ったところと坂下でフラついた三浦に振られる不利。それでも態勢を立て直して良く伸びて来たが、決め手の差が出る形で2、3着馬に伸び負け。
最後はこの馬なりに伸びてはいるのだが、メンバー最速の上がりを使った2着馬、33秒台の上がりをマークしてた経験を持つ3着馬とは対照的に速い上がりを使えない弱点が出てしまった。上がりが掛かる消耗戦となれば、何処かで出番があるだろう。

トウショウドラフタはスタートで2着馬と同様に出遅れ。道中は集団の後方に取り付いたが、道中はずっと力んだ状態。4コーナーまでインに張り付いていたが、内は開かないと判断したか、直線で外へ。イモータルとシゲルノコギリザメの間に広がったスペースを見逃さずに割って脚を伸ばしたが、掲示板争いが精一杯。道中気負ってたのもあるが、やはりこの馬からはスギノハヤカゼ臭がプンプンするw

将来的に左回りのマイルで化けそうなのがハクサンルドルフ。3コーナーで2着馬に乗っかけられる不利を受け、4コーナーではずっと被せられ続けてスムーズさを欠いたが、直線は2着馬の更に外から掲示板争いまで加わる末脚を見せた。
印は回らなかったが、500万で見せた4角最後方から全馬ごぼう抜きした末脚は目を見張るものがあった。追い切りでも左右にヨレてたようにまだまだ荒削りではあるが、長い目で見てみたい能力を秘めている。

ブレイブスマッシュは外枠から徐々に内へ入れて中団後方で脚を溜める競馬。ここまでは良かったのだが、直線は次から次へと前のスペースを潰されて追い出しを待たされる形。坂上で前が開いて伸びて来たが、最後は少し脚を余す形。ストーミーシーはその一つ前でレースを運んだが、直線では前走時の伸びは見られず。このペースで脚を溜められなかったか。

イモータルはスタートは幾分甘かったが、そこから挽回して道中は好位集団の中で折り合い自体は付いての追走。しかし、直線でまずブランボヌールに寄られ、更に前のシゲルノコギリザメがフラついて前を捌くのに手間取ってる間にスムーズに加速出来ないまま勢いを失ってしまった。

シュウジは追い切りでの動きの良さと岩田の秘策とやらが気になって対抗に据えたが、勝ち馬のハナを叩くわけでもなく、行きたがるのを宥めての番手。直線は懸命に前に追い縋ろうとしたが、坂上で苦しくなって差し追い込み勢に飲み込まれた。
やはりマイルは長かったが、岩田の秘策って一体何だったのか?ハナを叩き、ハイペースを刻んでスプリンターの持続力のみが問われる特殊な流れに持ち込むのかと思ったが、取り立てて秘策と呼べないごく普通の騎乗だった。

アーバンキッドは勝ちタイムが1分32秒台の決着になったのも良くなかったが、勝ち馬を追い掛ける形で好位に付けたのが裏目。勝ち馬の術中にはまる形で脚を使わされて坂上で一気に止まってしまった。ディソーナはスタートで思いっ切り出遅れた後は何の見せ場もないまま。デムーロは前のレースもなかなか酷かったが、モーニンでコケ、ジュエラーは骨折でリタイア。皐月賞の降着から運気がよろしくない感じ。

さて、このレースで一番糞だったのはブランボヌールの三浦だろう。戒告こそなかったが、直線は右へフラフラ左へフラフラして何頭もの馬に迷惑を掛けまくってる。15番人気の馬を6着同着に持って来たのだから、普通なら健闘と言えるのだろうが、パトロールを見ると真っすぐに追えない騎手はこうも邪魔な存在となるのかという見本みたいな騎乗。一時期の確変は一体何だったのか?

馬券はそれ程儲かっていないが馬連的中。正直、ロードクエストは追い込んでも3着までだろうと思ってたので(ブレイブスマッシュやストーミーシーも同様)、その分の資金を3連複や3連単に回そうかと考えたりもしたが、基本は馬連という自分のスタンスに立ち返って正解だったw

本来なら井上&八重樫のダブル世界戦が始まる前に書き上げるつもりだったが間に合わずw
際どい判定になったが、八重樫は相変わらずの名勝負メーカーだった。井上はKOで倒せなかったのは残念だが、危ない場面は一度もない完勝。ただ、後半から右を多用しなくなったのは気掛かり。以前も右拳を痛めた事があったし(この時は左だけで勝ってしまったが)、また痛めてなければ良いのだが。

テーマ : レース回顧
ジャンル : ギャンブル

コメントの投稿

非公開コメント

岩田騎手の秘策とは?

逃げるかなって思ってました。岩田騎手は調子上げていますが残念ながら馬の質が他の(一流)騎手に比べて落ちると思いますm(_ _)m
ただ気性に難ありますが、マークが緩くなりそうでレッツゴードンキはチャンスあるのではと考えています。

Re: 岩田騎手の秘策とは?

シュウジでの秘策なんてあの枠と前有利の馬場から逃げしか浮かばないですよね。

今の岩田は批判はあれど勝ちに行く際の果断な判断力と即座に動ける実行力が失われてますね。良い意味での怖さが今の岩田には感じられない(風貌は悪い意味で怖くなったが)。この迷走はもう暫く続くんじゃないですかと思います。
プロフィール

シッド・ハレー

Author:シッド・ハレー
このブログが何らかの形で覗いてくれた奇特な方のためになれば幸いです。

人気ブログランキングでの順位です。ポチってくれたら励みになりますm(__)m
最新記事
FC2カウンター
検索フォーム
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
ご協力お願いします
にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

FC2Blog Ranking

いずれかに馬というド畜生の基本的な事を教えてくる場所があるかもしれない
にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村 競馬ブログ 中央競馬へ
にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
アクセスランキング
FC2 Blog Ranking
[ジャンルランキング]
ギャンブル
145位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
競馬
84位
アクセスランキングを見る>>
当ブログの人気ページランキング
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR