黄金旅程、突然の終焉・・・ステイゴールド死す

デムーロとルメールのJRA騎手試験合格のニュースが流れたのが昨日の昼。その歓迎ムードを一気に吹き飛ばすステイゴールドの訃報がYAHOO!ニュースで流れたのは昨日の夜・・・【禍福は糾える縄の如し】とは良く言ったものだ。


最初にステイゴールドの名を意識したのは後にコンビを組む武豊が最初に騎乗したゴールデンホイップTだった。京都新聞杯や菊花賞にも出走してたが、当時はシルクジャスティスやメジロブライトを追い掛けていたし、穴馬としても食指が動かなかった。
この時は勝負所でモタついたのが響いて2着に敗れはしたものの、ガサのない馬格でしぶとく追い込んで来たその走りに「いずれまた重賞に顔を出して来るな」という予感めいたものを感じた。

その3戦後にダイヤモンドSに出走して来た時に「格上挑戦だが、能力的には通用する筈」と軸にして馬連を取って以降、何となく気になる存在として注目していく事になる。
主戦が熊沢重文というのも良かった。個人的にはナムラタイタンとかマーべラスカイザーで世話になったものの、ここ数年は年間20勝に届かず影が薄くなりかけてる熊沢だが、この当時はエイシンワシントン、ストーンステッパー、マルカダイシス、サンデーブランチといった重賞戦線を賑わせたお手馬がいた頃で馬券的相性は兎も角(買わない時に限って来るんだよw)、それとなく注目してた騎手だった。
勝負所でズブさを出し、熊沢が追って追って追いまくって直線でしぶとく盛り返して来るスタイルは暑苦しさと同時に奇妙な安心感もあった。「ここなら勝てるかも」というレースを取りこぼして「やっぱりかぁ」と思う一方、格上相手にでも怯まず健闘した時も「やっぱりかぁ」と思える妙な馬だった。
ローゼンカバリーを競り落とした宝塚記念や、ミスズシャルダンを競り落とした京都記念は明らかに手応えや脚色で劣勢だったのにキッチリ3着を確保した辺りは一種の名人芸とすら思えた。

正直、武豊に乗り替わって待望の重賞初勝利を飾った目黒記念以降はあまり思い入れが無い。ズブくて勝ち切れないものの、きっちり指定席に居座るその熊沢との芸風(?)が好きだったのに、武豊に乗り替わって以降のステゴは【普通の強い馬】になってしまった。熊沢が乗り続けて同じ結果が出せたか言われれば微妙だし、浪花節的な感情論とは重々承知してるが、最後まで熊沢とのコンビを継続してほしかった。


種牡馬入りした当初はここまで大成功を収めるとは想像してなかった。馬格はないが格上相手にも怯まない産駒が多く、乱戦になればしぶとく台頭して来る事もしばしば見受けられたが、基本的にはローカルや内回りに強い中堅レベルの優良種牡馬という認識だった。
それが、2歳王者ドリームジャーニーが古馬になって突然覚醒したのをきっかけとし、ナカヤマフェスタという中継ぎを経てオルフェーヴル、ゴールドシップ、フェノーメノといったGⅠ馬を次々に輩出。昨年はそこからの脱却を図って今一つだったが、少数精鋭主義という言葉が似合う種牡馬だった。圧倒的な物量作戦でリーディングを取ったキンカメやディープとは異なる異質な種牡馬だった。

21歳。年齢的には確かにこうした事態があっても不思議ではないが・・・まだまだ多くの活躍馬を送り出せたと思うだけに、この突然の訃報は実に勿体ない。日本競馬史に名を残した個性馬の死に合掌m(__)m

テーマ : 競馬
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