札幌記念回顧

洋芝とか小回りとか凱旋門賞に向けての叩き台とかで紛れがあるかに思えたが、終わってみればハープスターとゴールドシップの一騎打ち。つーか、不安要素がゴールドシップより多かったハープスターが勝利するとは完全に予想外。

前半はスタートからすぐに下げて後方2番手に控える従来通りの競馬。淀みないペースだったとはいえ、逃げたトウケイヘイローのペースで隊列がバラけた事もあって「間に合うかな?」と思ったのも束の間、3コーナーからゴールドシップの動きに合わせて捲り気味に進出を開始。
直線入り口で先頭集団に取り付き、そのまま一気に先頭に躍り出ると最後は2頭の一騎打ち。ジワジワと差を詰められたが、5キロの斤量差がモノを言う形となって最後まで抜かせなかった。
あと、川田はゴールドシップ以外には負けないという自信があったのだろう。向こう正面で後ろを振り返って位置取りを確認し、動きに合わせて捲って先に前に行かせないようにした。ゴールドシップが行けなかったのもあるが、仕掛け所から主導権を握り続けた川田の勝利と言えよう。
適性未知数だった洋芝適性、凱旋門賞を見据えた仕上げ、極端な後方一気しかしてない脚質故の小回り適性が不安視されていたが、それらを全部クリアというこれ以上ない形で結果を出せたのは大きな収穫だったと言える。懐疑的な見方しかしてなかったが、アクシデントが無ければ凱旋門賞に行くだろう。

2着ゴールドシップはスタートはまずまずだったが二の脚が付かず。宝塚は外枠だったから外からスンナリ上がって行けたが、今回は内枠を考慮してか無理する事なくそのまま集団から離れた最後方。トウケイヘイローが引っ張って馬群がバラける縦長の隊列での最後方はこの馬にとって良い位置取りではなかったが、幾分ペースが緩んで隊列が詰まり出した3コーナーで集団に追い付き、そのまま捲り気味に進出。
前にいた勝ち馬と競り合う形で上がって行き、直線ではジリジリと差を詰めたが、5キロの斤量差は大きく4分の3馬身差まで詰めたところでゴール。とはいえ、先を見据えた仕上げでこの馬向きの展開ではなかったにも拘らず3着以下は大きく引き離して地力の違いは見せつけた。高速時計が出る軽い馬場以外ならやはり強い。
凱旋門賞に向けて上々の壮行戦と言えるが・・・勝ち馬にも言えるが、日本で一度叩いて現地に乗り込むこの臨戦過程が吉と出るか凶と出るか何とも言えない。以前にも書いたが、好走した日本馬はいずれも8月から現地で調整されていた。この点で何となく引っ掛かりを感じてしまう。

3着ホエールキャプチャは出たなりの競馬で最初は中団。ペースが速くなるとこれを受け流す形で位置取りを少し下げて向こう正面では後方集団の一角を追走。2強が捲った3コーナーでは動かず内に潜り込み、4コーナーから直線入り口では上手く馬群を捌いて外へ。
流石に2強には引き離されたが、ラブイズブーシェやエアソミュールとの激しい3着争いを制したのは立派。洋芝の小回りで牡馬に混じっての2000mは微妙な条件に思えたが、重い芝での追い切りでも好内容だったように出来の良さがモノを言った。天候が持って良馬場で走れたのもプラスだった。

ラブイズブーシェはスタートしてからすぐに後方に下げて内に潜り込んで脚を溜める競馬。前走は途中から外に出して捲って行ったが、今回は相手が強化されたのもあって終始内に拘って経済コースを立ち回る作戦。
3~4コーナーから追っ付け気味に仕掛けて行き、4コーナーでは好位集団の後ろ。ここから外目に出すところでやや時間を食った分、ホエールキャプチャとの3着争いには競り負けたが、GⅠ馬3頭に続いての4着は健闘だろう。得意の夏場で持ち味は出し切れた。

エアソミュールは1~2コーナーでやや行きたがる素振りを見せたが、この馬にしては許容範囲内で道中は中団馬群の真っ只中。3コーナーからジワッと動いて行き、直線入り口でスムーズに外目へ。3、4着馬との叩き合いには競り負けたが、この馬なりに最後まで伸びた。能力の限界点は見えてるが、戸崎とのコンビになってからこの馬なりに安定して力を出せるようになってきている。

ロゴタイプは好スタートを切るとサッと先行してトウケイヘイローの2番手。1コーナーでは頭を上げる仕草を見せて掛かる場面もあったが、2コーナーからは折り合う事が出来た。しかし、勝負所から2強に一気に捲られて一息入れられず、直線では全く抵抗出来ずに失速。
ハイペースを2番手追い掛けた点に関しては、この馬も終いの切れが欠けるタイプなだけにリズム重視で持続力を活かすという意味で間違ってないと思う。ただ、2強の進出があまりにも早すぎた後半の展開がキツ過ぎた。仕上がりは良い感じに見えただけに残念。

トウケイヘイローは注文通りハナを切り、2番手以降をやや引き離しての逃げ。前半1000mを58.4という速いペースの逃げだったが、スピードの持続力で勝負するタイプなので一概にオーバーペースだったとは言えない。ただ、1コーナーまでハミを噛んだのと早めに後続に捲られる展開となっては直線で失速するのもやむなし。

テーマ : レース回顧
ジャンル : ギャンブル

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