宝塚記念回顧

途中から良馬場に回復したとはいえ、馬が通ったところから芝の固まりが飛ぶ荒れ馬場。こうした馬場適性に加えて持久力が最重要視されるレースに於いて、ゴールドシップに敵う日本馬は存在しない事を改めて証明する形となった。

スタートを出なかったのは相変わらずだったが、その後のコース取りが如何にもノリらしい。1頭だけ荒れてない馬場のかなり外を回って集団に取り付き、1コーナー手前で内に入って好位を確保。この時点で「こりゃゴールドシップが勝つわ」と思った。
向こう正面で再び荒れてない外目に出し、再度内に入った3~4コーナーから徐々にスパート態勢に入って直線残り1Fで先頭に立つと後は独走。昨年のリプレイを観てるかのような独り舞台で史上初の同レース連覇達成。
ハマらないと得意の阪神でも崩れるんじゃないかと思ったノリとのコンビだったが、馬の気持ちを切らさないよう細心の注意を払った騎乗が絶妙にハマった結果に。この勝ちっぷりなら、凱旋門賞挑戦も現実味を帯びてくるのではないかと思うし、ノリとのコンビ続投だろう。

2着カレンミロティックはハナを切ったヴィルシーナといつになく行き脚が付いたフェイムゲームを前に見ながらの3番手。3~4コーナーで手応えが怪しくなったところで終了かに見えたが、直線ではしぶとく盛り返してヴィルシーナを交わして2着に浮上。
荒れてはいても、内から乾いて来て先行馬が残りやすいトラックバイアス。更にカレンミロティック(ゴールドシップ)が通った部分は他の芝のレースでも通った馬の伸び脚が目立った部分。緩い馬場が得意なタイプではないが、トラックバイアスと直線のコース取りを味方に付けての大健闘だった。

3着ヴィルシーナはスタートが良かったのと、他の馬が行く構えを見せなかった事もあって前走と同じくハナを切る競馬。前半の1000mは62.4とスローに落としたが、その後は11秒後半から12秒フラットを刻んで前走と同じような展開に持ち込み、直線も粘りに粘った。
直線で通った最内は荒れてはいたが、前述の通り内から乾き出した事で前のレースでも粘り込む馬が目立っていた。馬の脚質とトラックバイアスを活かした福永の好騎乗と言える。

ヒットザターゲットはスタートから一貫して内ラチ沿いに張り付いて末脚に賭ける競馬。直線でも内を突く構えだったが、前が開かなかったので外目に出す作戦に切り替えて最後は3着争いに加わった。外に出すロスが痛かったが、惨敗続きだったGⅠで初の掲示板は大健闘と言える。

デニムアンドルビーはマズマズのスタートから出して行って好位からの競馬。内目をロスなく立ち回って直線も伸びやすい部分に持ち出して脚を伸ばしたが、あと1Fからジリっぽくなった。立ち回りは問題ないが、こうした持久力勝負よりも上がりが速くなる決め手勝負の方が良いタイプ。牝馬限定路線で改めて。

フェイムゲームはチークピーシズの効果があり過ぎたというか、初めてと言えるくらい行き脚が付いて2番手に付ける積極策。この段階では「良いところを取ったし、本当に一発あるかもな」と期待したが、直線では根負けする形で並び掛けようとした3着馬にも置かれた。自分から動いて行くスタイルで勝ち切れるだけの地力はなかったようだ。

ウインバリアシオンはスタートの出がそれ程良くなかったが、中団後方に控えるいつも通りの競馬。折り合いも付いてリズム良く追走出来ている感じだったが、3コーナー過ぎから手が動き出しても全くスピードが上がらず捲り不発。
内が伸びる馬場も不運だったが、思えば今一つ伸び切れずに4着と敗れた一昨年の宝塚記念も今年と似たような馬場。こうした力を要する緩い馬場は合わないのかもしれない。3強の中では崩れにくいと思っていただけに、ここまで崩れるとは思わなかった。

ホッコーブレーヴは最内だった事もあって、中団後方のインで脚を溜めて直線での末脚勝負に賭けるスタイル。直線では馬群を捌いて抜け出そうとしたが、勢いが付きかけたところで先にデニムアンドルビーにスペースに入られてブレーキを掛ける不利。力の要る馬場は合っていただけに、勿体ない直線の不利だった。

ジェンティルドンナはスタートを上手く出て道中は好位で折り合いに専念。前に壁を作って好位に付けた勝ち馬を目標にレースを進めるという、中盤までは理想的な形でレースを進めていたが、勝負所から手応えが怪しくなって直線はアラアラ一杯。
やはり、敗因は馬場に尽きる。良馬場発表とはいえ、昨年と同じように力の要る緩い馬場。終いの決め手と持続力が持ち味のこの馬にとって、根本的に阪神は合わなかった。中間の調教が昨年より良かったので期待したが・・・天皇賞とJCで巻き返してくれれば。

メイショウマンボは中団グループの外目を追走して馬場の良いところを走らせていたが、勝負所から馬場に脚を取られて手応えが怪しくなって直線もウインバリアシオンやジェンティルドンナと同様に全く伸びず。この一戦では牡馬との力関係は判別し難いが、こうした馬場よりパンパンの良馬場向きだろう。


馬券の方は3強に重い印を打ったが、3強でスンナリ決まるとは思わなかったので3頭を1、2着、1、3着に固定した2種類の3連単フォーメーションで勝負したが、敢え無く撃沈。
宝塚の結果に拘らず今年の夏競馬もお休みする予定なので、予想はせずにレース回顧に専念するつもり。新潟開催のスプリンターズSの遠征費用は増やすのではなく現状維持で確保するww

テーマ : レース回顧
ジャンル : ギャンブル

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