そよ風止む・・・90年代前半の名マイラー・ヤマニンゼファー死す

地元に戻り、もう歩く事がなくなって10数年経つが、船橋法典駅から地下道を通って中山競馬場に向かう際、壁に飾られてるJRAポスター【ヒーロー列伝コレクション】のパネルを眺めるのが地味に好きだった。
【ヒーロー列伝コレクション】のキャッチコピーが琴線に触れるというか、言い得て妙なフレーズが多く「ああ、なる程なぁ」と思いながら眺めたものだが、ヤマニンゼファーの「そよ風、というには強烈すぎた」は結構好きなフレーズだった・・・一番好きなのはトウカイテイオーの「帝王は、皇帝を超えたか」だがw

ヤマニンゼファーはトウカイテイオーと同世代でありながら、表舞台に出てきた時期や主戦場としてたカテゴリーが違ったのもあって一度も戦う事がなかった。そのせいというわけでもないが、セキテイリュウオーとの壮絶な叩き合いを演じた天皇賞・秋以外はそれ程印象に残ってない。
最初の安田記念は11番人気という伏兵扱い。むしろ、天皇賞からの参戦という畑違いにしか思えなかったローテのカミノクレッセやイブキマイカグラの方に注目してたし、スプリンターズSはニシノフラワーの怒涛の鬼脚に度肝を抜かれ、連覇を果たした2度目の安田記念は完全に気持ちが切れてたキョウワホウセキの空気っぷりに悲しくなってたっけ。

ただ、安田記念を勝って以降は1200~2000mの重賞戦線で掲示板を外したのは休み明けだった毎日王冠(6着)だけと安定した成績を収めた実力馬だった。そして、今の若い競馬ファンからすれば別世界のような話に思えるだろうが、関東の若手のホープ(25年も前だしな)だった田中勝春と柴田善臣にGⅠ初勝利をもたらしたのもこの馬だった。
あと、スーファミ版ダビスタでは馬体を併せてからが実にしぶとかったヤマミンゼファーに難儀したのも今となっては良い思い出w逆にイシノフラワーは直線半ばで逆噴射するのがデフォだったw

引退して種牡馬入りした当時は父ニホンピロウイナーが種牡馬として脂が乗ってた頃だったし、親子2代で安田記念を勝ったばかりか、距離不安を克服して天皇賞を勝ってた実績から、種牡馬デビューが同期だったメジロマックイーンとかミホノブルボンよりも成功するんじゃないかと思ったりもしたが・・・
重賞を勝ったのはサンフォードシチー1頭のみ。何故かダートの方に良績が偏り、父と祖父のスピード能力はあまり伝わらなかった。サンフォードシチーが重賞戦線で活躍してた頃は種付け頭数が100頭オーバーした事もあったが、やがては激減してしまって後継種牡馬を残せなかった。

種牡馬引退後は錦岡牧場で余生を過ごしていたが・・・今朝、老衰で亡くなったと。産駒や孫が出走する日は必ず東京競馬場のパドックでゼファー魂の横断幕を掲げてた人はどうするんだろうね・・・あの好きな馬をとことん追い掛ける暑苦しさは真似出来ないからこそ羨ましく思ったなぁ。合掌m(__)m

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マカヒキ、宝塚記念回避。サトノアレス、ダービー回避でアメリカ遠征etc.

結果論になるが、昨年の凱旋門賞遠征で歯車が狂ってしまったと言わざるを得ない。先日、今年の海外遠征を断念したばかりのマカヒキは宝塚記念を回避して秋の国内GⅠに備える事になった。

確かに大阪杯の内容は阪神の馬場適性に疑問符が付く負け方だったし、軽い馬場の東京なら巻き返せる可能性はあるにはあるが、ダービー馬が故障してるわけでもないのに春2戦で早々に休養とか何となく萎えてしまう。
ワンアンドオンリー程ヘタれてはないが古馬になってパフォーマンスを幾分落とす辺りはディープスカイ、海外見送って宝塚→宝塚回避で秋まで休養という辺りがロジユニヴァースと被ってる気がしないでもない。勿論、秋に復活する可能性は残されているが、秋も「天皇賞は休み明け」「中距離志向が強くなって2400mは長くなってる」とか擁護されての微妙な評価のままフェードアウトしそうな気がする。
しかしまぁ、最強世代とも評された今年の4歳世代だがメジャーエンブレム、シンハライト、ジュエラーは引退。ディーマジェスティは早々と劣化、マカヒキも怪しくなってクラシックホースで及第点を付けられるのはサトノダイヤモンドだけ。
ヴィブロスはモレイラ以外の騎手が乗っても同じパフォーマンスが出来るか何とも言えない。リオンディーズとレッドエルディストも早々と引退(レッドの引退はマジで萎えた)、エアスピネルはキングヘイローポジに格下げ、パールコードは迷走、マウントロブソンは音沙汰なしとクラシック戦線からの第二勢力もなかなか悲惨な状況。栄枯盛衰とはいえ、衰えるのが早すぎるぞ。


逆にサトノアレスのダービー回避はあまり驚かないし、ガッカリ感もない。皐月賞の負け方がアレだったし、ダービーは出走したとしても泡末候補の一角だっただろう。穿った見方をすれば藤沢にはレイデオロがいるし、オーナーはサトノアーサーという期待馬がいる。更に言うなら、距離適性がありそうなサトノクロニクルを出走させたいので距離適性がなさそうなアレスを回避させる荒業に出たと取れなくもない。
むしろ、回避理由が「無理はさせたくない」なのにアメリカ遠征とかもっと負担が掛かる気がしないでもない。ハンデ戦のラジオNIKKEI賞はハンデ背負わされるから嫌うのは理解出来るが、アメリカGⅠとOP特別の巴賞を天秤に掛けてるのも藤沢らしいというか、実績は評価出来てもこの調教師の感性は昔から理解し難いものがある。


昨日、新潟大賞典の回顧で「サマー2000シリーズで主役を張れるかも」と評したばかりのサンデーウィザードが今日になって左前浅屈腱炎を発症してることが判明。右前脚で浅屈腱炎を発症したレッドエルディストは重度で即引退となったが、果たしてこの馬はどうするのだろうか?地味に力を付け、中京、小倉、新潟とあらゆるローカル開催で結果を出してる万能のローカル巧者になれると思っていたのだが・・・


中井裕二の貴重なOPクラスのお手馬ローレルベローチェも左前浅屈腱炎を発症。こちらは競走能力喪失と診断が下されて即引退となった。昨年のシルクロードSで2着と粘ったが、こちらはセイウンコウセイにはなれなかった。レコード決着となった高松宮記念で壊れたか、滞在調整が合わなかった北海道シリーズで駄目になったか、一気に力を付けて来たが、ダメになるのも一気だったなぁ。

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オジュウチョウサン骨折、エイシンバーリン死す

先日の中山グランドジャンプのレース回顧で「どうやったら負けるのか想像が付かない」とまで評したオジュウチョウサンだが、今日になって右第1指骨剥離骨折が判明。明日手術を行う予定で全治期間も今後は全くの未定とか。
今の充実ぶりに加えてまだ6歳と障害馬としては若く、カラジ以来となる中山グランドジャンプ3連覇や往年の名ジャンパー・バローネターフみたく中山大障害5勝とか、自身の障害重賞連勝記録とか、どこまで迫ってどこまで上乗せするかという期待感もこれで頓挫してしまった。

競走能力喪失とか命に係わるレベルの骨折ではなかったのが不幸中の幸い。回復が早ければ暮れの中山大障害に間に合うかもだが、久しく現れなかった障害レースの絶対王者だけに無理する事なく万全な状態で復帰してほしいところ。


エイシンバーリンはJRAの芝1200mで初めて1分7秒の壁を破った快速牝馬で90年代後半の短距離路線で欠かせない存在だった。唯一のダート戦出走だった根岸Sを除けば、出走したレースの殆どが先頭、若しくは番手からというスピード能力の優れた逃げ馬だった。
尤も、日本レコードを叩き出したシルクロードSや京都牝馬特別等、人気がない時にしばしば逃げ粘ってこちらの馬券を紙屑にしてくれた馬券的相性の悪さもあって、90年代後半というカテゴリーでは五指に入るくらい嫌いな馬だった。
まぁ、この当時は追い込み馬が好きで逃げ馬はセイウンスカイの登場まであまり好きになれなかった。ミホノブルボン、ツインターボ、キョウエイマーチ、そしてサイレンススズカ・・・みんな嫌いだったなぁ。例外だったのはメジロパーマーくらいか。

ただ、繁殖入りしてからはリーディング上位の種牡馬と交配されても自身の軽快なスピード能力が殆ど産駒に伝わらなかったのは残念。オーナーブリーダー故に実現したテンの速さでは歴代最速クラスだったエイシンワシントンとの交配で産まれた牡馬は競走馬としてデビュー出来ず。後継の繁殖牝馬も現時点では目立った産駒を出していない。
晩年は芦毛馬の宿命とも言えるメラノーマを患った他、今年に入って蹄葉炎を発症する等、闘病生活を余儀なくされていたが、今朝死亡したとの事。嫌いではあったが、豊富なタレントが揃ってた90年代のスプリント戦線を賑わせた個性馬の死に合掌m(__)m

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松田大作、騎乗停止半年

なかなか書く暇がなく、やや古い情報になってしまったのは否めないが、たまには定期コーナー以外の話でも書いとかないと・・・つーわけで免停中に無免許運転&速度超過でとっ捕まった松田大作の正式な処分が出たので・・・

そこそこ乗れてて(乗せてもらえてて)キャリアもそれなりだけど、何故か重賞勝利に縁がない騎手の定番と言えば、今なら菱田、大庭、嘉藤、石川辺りがそのポジに定着してるが(かなり小粒になったが)、10年近く前は太宰と石橋脩が東西の双璧でそれに続いたのが田辺、柴原、丹内と今にして思えばなかなか豪華な(?)な面子だった。
その面子が重賞を勝ち上がるか引退するかで次々と抜け、大御所クラスで最後に抜けたと言えるのが松田大作だった。

年齢的に近いのもあったし、減量が取れた後は成績がやや落ち込む年もあったが、そこそこ腕があってそこそこ勝ててたし、チー坊こと千田が引退した後は夏の北海道シリーズのスーパーサブ的なポジに定着した大作は何となく気に掛けてた騎手だった。
それが決定的になったのは、コンビを組んでから引退の危機を何度も乗り越えた晩年のマヤノライジン、幻の天皇賞馬バンデ(矢作の玩具にされなければ、間違いなく長距離重賞の3つや4つは勝ててたわ)とコンビを組んだ頃だったか。チー坊が管理してたタガノアザガルで遂に重賞初勝利を飾った時は馬券は買ってなかったけど素直に良かったなぁと思った。

セイウンコウセイでシルクロードS2着に来た時は「久々に重賞勝てそうなお手馬に出会えたかも」と期待したんだけど・・・その直後に無免許&速度超過でとっ捕まり、セイウンコウセイが幸に乗り替わって高松宮記念をぶっこ抜いた時は、本当にバカな事をしでかしたものだと心底思ったわ。ましてや、娘を数年前に交通事故で亡くしておいてである。
半年という騎乗停止期間を長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれだし、もう決まってしまった事なのでここで書くのは控えたい。騎乗停止が解けてどれだけ乗せてもらえるか判らんが、大作には乗せてくれる関係者や応援してくれる人々の思いを理解してほしいと思う。

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藤田伸二の騎手復帰について思う事(この報道に好意的な人は見ない方が良い)

本当、漢とか男気とかを自分から強調してる奴って総じて女々しいよな

ネットで【藤田伸二、道営で騎手復帰へ】のニュースを見た時の率直な感想だ。後ろ足で砂掛けまくって引退し、下世話なバラエティー番組で言いたい放題、人気薄の馬をポンコツ呼ばわりする等、単なる構ってちゃんと化した騎手引退後の藤田には何の好感も抱いてなかったが、ここまで未練タラタラな口だけ野郎に成り下がってるとは本当にガッカリだ。

断っておくが、俺はマーク屋に徹して狙い澄ました様に人気馬を負かしてた怖いもの知らずだった頃の藤田は好きな騎手だった。藤田が引退した直後にも書いたが、馬券を買う側からすれば良い意味で何をやってくるか判らない怖さを持ってた非常に頼もしい騎手だった。
それだけに、エージェントの植木が死んだ後は思うように騎乗馬が集まらなくなり、「エージェントガー」、「JRAガー」とお前が言うな的な不平不満をぶち上げ、ふて腐れたゆとり世代みたいなやる気のなさだった晩年の藤田は見ていられなかった。嫌いな騎手だったら「早く辞めちまえボケ」と悪態の一つでも付けたのだが、好きな騎手だっただけに何とも複雑な心境だった。
更に始末が悪かったのが、お前が言うな的な不平不満がファンサイドからすれば大なり小なり的を得たものであり、関係者サイドの立場でよくぞここまで言ってくれた的な共感を得た事だ。それとあのモチベーションの低さは別問題だったが。

尤も、騎手免許は返上してるので道営で騎手復帰するには試験を受けなくてはならず、復帰が本決まりになったわけではない。仮に試験に合格しても、悪い意味で何をしでかすか判らない不発弾みたいな奴を受け入れてくれる厩舎や、馬を回してくれる馬主はいるのだろうか?
ツイッターとかではかなり好意的な受け止められ方をされて藤田の思い通り(?)の展開となってるが、よくもまぁこんな未練タラタラな女々しい漢()の復帰を喜べるものだ。

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